2020年7月24日、人気女性アイドルグループ「KARA」の元メンバーで、2019年11月24日にソウル市内の自宅で自ら命を絶った、ク・ハラさんの日記の一部が公開されたと報道がありました。
K-POPの火付け役で、日本でも絶大な人気を誇っていた「KARA」とク・ハラさん。
ク・ハラさんが遺した遺書と日記の内容などについて、改めてお伝えしたいと思います。
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は?
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は? ー遺書ー
ク・ハラさんは、2019年11月24日午後6時頃、ソウル市内の自宅で遺体で見つかりました。
ク・ハラさんは、まだ28歳という若さでした。
ク・ハラさんの死因については公表されていませんが、遺書とみられるメモがダイニングテーブルの上に遺されていました。
また、ク・ハラさんはこの日の午前0時半ころに一人で帰宅していることが防犯カメラで確認されており、その後発見されるまでク・ハラさんの自宅への出入りはなかった事から、自殺と断定されています。
ク・ハラさんは、自筆で書いていたそうです。
ク・ハラさんの遺書とみられるメモには、何が書かれていたのでしょうか。
【ク・ハラさんの遺書とみられるメモの内容】
- 自分の現状や生い立ち、誹謗中傷を悲観するネガティブなことば
- 自らのうつ病が克服できないこと
- 前月(2019年10月14日)に自殺した、妹と公言していた親友、ソルリへの想い
- 最後に、「自分を愛せなくて、ごめんなさい」
ク・ハラさんの実兄は、当初から『遺書』の全文を公開する意思を持っており、それは真実の解明のためだと言われていますが、さまざまな問題もある部分なので、現在でも全文公開はされていません。
ク・ハラさんは、亡くなる前日の2020年11月23日、インスタグラムにベッドに横になる姿を投稿し、まっすぐに前を見て、ただ一言「잘자(おやすみ)」とだけ遺しています。
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は? ー日記の公開ー
ク・ハラさんの遺していたという『日記』について、突然伝えられたのは、2020年7月23日でした。
韓国の時事番組「イ・ギュヨンのスポットライト」で、ク・ハラさんがデビューから亡くなるまでの間に、6冊もの『日記』を書きつづっていたことを取り上げ、専門家にク・ハラさんの心理分析を依頼していたそうです。
これは、ク・ハラさんの実兄が大きくかかわっているようで、その根底には幼い頃にク・ハラさんと実兄を置いて家を出てしまい、連絡もなかったとされる母親がク・ハラさんの遺産について相続を主張しているためです。
法的なところは分かりませんが、この中で、ク・ハラさんは何度も何度も「私は愛されても大丈夫な人間なのだろうか?」と繰り返し書いていたそうです。
また、幼いク・ハラさんを連れて浮気相手と会っていたことも書かれており、その挙句に実兄と自分を置いて家を出た母親に対し、「捨てるならなぜ産んだ」ということも書かれていたそうです。
ク・ハラさんの『日記』の分析をしたのは、又石大学カウンセリング心理学科のキム・デギョン教授で、「(ク・ハラさんは)条件なしに愛されたことがないと自覚している人。愛情に満ちた空気がなかった。自分に愛される価値がないと感じていた」と、ク・ハラさんがとても深い悲しみに満ちた人生だったことを伝えています。
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は?遺産はいくら?母親画像は?
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は?遺産はいくら?
ク・ハラさんは、結果としては実兄とともに祖母に育てられましたが、生活は苦しく、せっかく進学した芸術高校も学費が払えないために転校しています。
ク・ハラさんは、その美貌とスタイルの良さがねたみを買い、いじめを受けた経験もあるそうです。
そこから、這い上がってスターとなったク・ハラさんの努力は並大抵ではなかったでしょう。
幼い頃にお金でとても苦労した分、ク・ハラさんは不動産での財テクも行っておりビルを所有していたとも言われています。
ク・ハラさんの資産は日本円で9億円とも言われていますが、その遺産の半分をク・ハラさんの母親が相続を主張しています。
ただし、ク・ハラさんの母親は、2006年にク・ハラさんが15歳の時の親権養育権を放棄しています。
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は?遺産はいくら?母親画像は?
ク・ハラさんの母親については、あまりいい話を聞かないのです。
ク・ハラさんの母親は、都合のいい時だけ現れ、都合のいいことを言っているようです。
一番悲しかったのは、ク・ハラさんの葬儀に際し突然現れて、「自分が喪主になる」と言ったり、実兄と話していることを携帯電話で録音していたり、さらには葬儀に参列していた芸能人に「一緒に写真を撮って」とせがんでいたという話でした。
クハラ(KARA)の遺書と日記の内容は?のまとめ
ク・ハラさん(KARA)の『遺書』と『日記』についてのまとめをしてみたいと思います。
- 元KARAのク・ハラは、『遺書』となったメモの最後に、「自分を愛せなくてごめんなさい」と遺した
- ク・ハラは、デビュー当時から『日記』をつづっていてそれは6冊にも及ぶ
- ク・ハラの『日記』は、遺産相続のトラブルで、実際にはク・ハラと実兄を育てていない実母が、相続権を主張したために、心理学的な部分から実兄の許可のもと分析され放送された
- ク・ハラは、幼い頃から金銭的に苦しい生活をしてきたため、スターになってから不動産の財テクも行い、日本円で9億ともいわれる資産を遺していると言われている
- ク・ハラの母親は、親権養育権を放棄していたが、ク・ハラが亡くなってから遺産の相続権を主張している
ク・ハラさんの実兄は、「ク・ハラが泣きながら作り上げた財産」と話しています。
華やかに見える世界には、それと同じだけの深い闇もあるような気がします。
ク・ハラさんが、あの笑顔で天国で安らかに微笑むことができるように、骨肉の争いは避けてほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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