福山雅治さんが2020年12月8日に、6年8か月ぶりとなるニューアルバム「AKIRA(アキラ)」をリリースします。
シンガーソングライターとしてだけではなく、作詞・作曲・編曲家、音楽プロデューサーという音楽活動のほか、俳優・MC・写真家・タレントとしても一流の才能を持つアーティストです。
その福山雅治さんのニューアルバムには、17歳で死別した父親の名前をつけ「死生観」をも含まれた内容となります。
福山雅治さんの父親・アキラさんについて、福山雅治さんに大きな影響を与えた断片的な情報からその人物像を見つめてみたいと思います。
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父の職業と性格や生活
父の職業はなに?
福山雅治さんの父親のアキラさんは、自宅に事務所を構えた自営業をしていました。
自宅には事務所名の書かれた看板があったそうで、行っていたのは不動産業でした。
福山は
「もともとは一応、宅建取引の免許を持ってたぽいんですよ。
自宅も何々不動産だったんですが、物件情報は貼ってあったが、自宅事務所にはとにかく誰もいなんですよ」
と説明した。
デイリー
福山雅治さんの父は不動産業を個人で営み、他に従業員もいなかったようなので、ご本人が宅地建物取引主任者の資格も取得していたようです。
ただ、息子の福山雅治さんさえも「持っていたっぽい」というあいまいな表現なので、事務所内に掲示されているはずの資格証が無かった可能性もありますね。
また自宅事務所であるにもかかわらず、「何々不動産」と表現しているのは、名字や名前をあえて伏せているのか記憶にないほどの存在だったのかということも考えられます。
破天荒な父親の性格と生活
型破りな性格
福山雅治さんの父親・アキラさんは、エピソードからいくと型破りな性格であったようです。
自宅で不動産業の看板を掲げていたにもかかわらず、実際の仕事については福山雅治さんはこう答えています。
「うちの父親は基本、仕事はほぼしていなかったんですよ」という。
(中略)
「大概、昼までは寝ているんですよ。
麻雀ばかりしていて、僕が父親に言われていたのは、家に電話がかかってきたらこう言えと。
『社長はいません』と。そんな家でした」
デイリー
仕事をしない父親、家族の生計を支えていたのは母親でした。
パートをしながら夫と福山雅治さんとその兄、4人家族の家計を約20万円の収入でやりくりしていたそうです。
当然生活に余裕はなかったようです。
そんな中でも、福山雅治さんの母親が不平や不満を漏らしたというコメントは見つかりませんでした。
福山雅治さんの父親・アキラさんには、不思議な人間的な魅力があったように感じます。
父の生活とは?
福山雅治さんの父親・アキラさんは、仕事もせずどのような生活を送っていたのでしょうか。
福山雅治さんの父親は、『大のばくち好きで酒好き』だったそうです。
特に麻雀が好きだったそうで、そのために家も留守にしていることが多かったそうです。
普通の子どもならばそんな環境が辛いものに感じるかもしれませんが、福山雅治さんと父との間には特別な感情や絆があったようです。
小学校への登校時には、泥酔した父親とすれ違うこともあった
(中略)
小学校低学年の時にタバコのお使いを頼まれた際、近所では見つからず、遠くまで探しに行ってその銘柄を購入して帰った。
時間がかかって心配していた母親からは怒られたが、父親は「根性がある」と褒めてくれたという。
それは福山にとって大きな喜びだった。
今冬、父親となる福山だが、
「そういうちょっとやんちゃというか、どこかそういうほかのお父さんとは、ちょっと違うやんちゃなお父さんが好きだった。どこかで自慢もあった」
と振り返っていた。
デイリー
「麻雀」「お酒」などが大好きで仕事はほとんどしない、そんな父でも「子どもや人の良いところを見つけ、ほめることができる」優しさのある人物だったのですね。
小指の秘密と死の真相
父アキラの死因は?
福山雅治さんの父親・アキラさんの死因は、がんでした。
福山雅治さんは長崎県長崎市出身で、両親は第二次世界大戦の原爆投下で被爆しておりご自身も被爆二世であると明らかにしています。
父親のがんがどの部位に発症したものかや被爆との因果関係については明らかではありません。
父のアキラさんは、福山雅治さんによると
父親はもろに被爆しました。
日刊スポーツ
ということで、爆心地に近いところで被爆した可能性があります。
また、その後の生活習慣から発症した可能性も高いかもしれません。
ガンを患った父・アキラさん、当時福山雅治さんは17歳、高校生の時であり闘病は1年にも渡るものだったそうです。
死ぬことに後悔がないと話していた父親が、闘病生活の終盤に抗がん剤等で体を弱らせる中、
「『死にたくない』ということを良く言っていて、こんなに突っ張っててヤンチャだった親父でもこんなに弱っちゃうんだなって、すごく、しんどい一年でしたね」
としみじみと振り返った。
徹子の部屋
「やんちゃ」だった大好きな父が死に向かって行く姿を目の当たりにした福山雅治さんには、感受性の強いこの時大きな思いを感じたことは想像に難くありません。
父の葬儀と小指の秘密
闘病と治療もむなしく福山雅治さんが17歳の時、父・アキラさんは他界しました。
棺桶の中で眠る父親・アキラさんについて、こんな報道がありました。
17才の時に、父が他界。
葬儀にやってきたのは、父の麻雀仲間ばかりだった。
小指のない父親の友人たちが泣きながら棺桶の中に麻雀牌を並べる姿を、複雑な心境で眺めていたという。
このことは、福山自身が最近のインタビューで赤裸々に語っている。
NEWSポストセブン
「小指がない」、どうしても想像してしまうのは反社会的勢力との関係です。
おそらく若い時のことだと思いますが、何らかのトラブルに巻き込まれた経験があったのでしょうか。
福山雅治さんの両親は、そのことについて語ることはなかったようです。
でも、「やんちゃ」と呼ばれる仲間たちに囲まれ惜しまれて世を去った、破天荒な福山雅治さんの父親・アキラさんが確かな足跡を残していたことは確かなようです。
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まとめ
福山雅治さんが2020年12月8日にニューアルバムをリリースするにあたって、自身の父親「AKIRA(アキラ)」さんの名前をタイトルと全体のテーマとなっているということです。
「父親の亡くなった年齢に近づく中」「17歳の時に亡くなった」「(父が亡くなって)30年以上経つ」ということから、福山雅治さんは父親・アキラさんが40歳代の時に授かった大切な息子だったことも分かります。
2015年、福山雅治さんは女優の吹石一恵さんと結婚し、2児の父親となったといわれています。
過去と未来、生と死、すべてを包み込んで福山雅治さんがたどり着いた境地が、父親の名前を付けたニューアルバム「AKIRA(アキラ)」に込められているのでしょうね!
6年8か月ぶりの福山雅治さんのアルバム「AKIRA(アキラ)」、とても楽しみです!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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